小林です。
京都駅で開催中の「香りの器 ~高砂コレクション~」に行ってきました。
古くからさまざまなシーンで用いられてきた香油や乳香など・・・
香りは日常生活とは欠かせないものでした。
それを保管するための器もまた、
人々の暮らしの中で生まれ、さまざまな形を残しました。
贅をつくした工芸品や近代の陶磁器など、
華やかな展示作品がずらりと並んでいました。
香りと言えば香水をイメージしていましたが、
もっと古いものに、エジプトの香油があるそうです。
香油とは、植物油に天然香料を混ぜ込んだもの。
例えば、香りのする植物を油に浸して加熱したり、
油に浸した香りのする植物を布できつく絞って香成分を取り出していたそうです。
そんな香油を入れる器はそれはそれは美しく華やかで、
とても時間をかけて作られたであろう器ばかりでした。
昔々から、人々は香りの虜であり。
香りを大切に思う心が形として現れたものが、
香りの器なのかもしれません。
「魅惑の器 」 :: 「天神川日記」 | 07:00 | comments (x) | trackback (x)
* 税理士 京都 *